Overview
2002年の丸の内ビルディング竣工から15年が経過し、PAPAYA LEAFも15周年を迎えました。これまではタイ・ベトナムを中心とした東南アジア料理を提供していましたが、新たなシェフを迎え、インドネシア料理も加えた形で、カリフォルニアンアジアンダイニングとして新たなスタートを切ることとなりました。当時大流行していた個室を多く設けたアジアンリゾートダイニングの設えでしたが、時代の流れとともに狭い個室の需要も少なくなり、オープンな空間に一新することを提案しました。ファサードも、外からは店内をうかがい知ることはできませんでしたが、入り口の位置を変更し、部屋内に隠れていた窓面も解放することで、明るい解放的なイメージに生まれ変わりました。店内は、タイの陶器の伝統柄であるパイナップル柄をオリジナルパターンのモザイクタイルで表現し、タイの北部やベトナムの緑豊かなイメージをグリーンの装飾で表現しました。客席中央に吊り下げたペンダント照明には、インドネシアで生産されているアルミ製のバスボウルを加工し、シェードとして使用しています。東南アジアらしい柄の浮彫りが照らされ、アーバンオリエンタルな空気感を創り出しています。
DESIGN:sidedesign inc.